毎日の日課AM5:00起床 朝刊待って楽しみな時間。
新聞を読んでいましたら発見です。
今日、朝日新聞を見ていましたら、驚き!
45年氷屋をしていましたが始めての発見。
なんとなんと炊きたてのご飯に氷!ですって!
我が家では毎朝鉄鍋で茶粥を炊きます。
火を止めたところでこぶし大の氷を入れて温度を
下げます、そしたらお粥の米が花が咲いたようにならずに
大変美味しいのです。夏季のみ欠かしません。
猛暑ここぞ、の氷ご飯ですって!
エッセイストの平松洋子さんによると
耳に涼しいから勝手に氷ご飯と呼んでいます
水漬とも洗飯とも時代を遡れば平安朝では水飯とも
呼び習わされたとの事。
とはいえ、風流を気取ってこしらえるのではない。
氷ご飯ほど猛々しい熱をたちどころに鎮める味わいを
他に知らない。
氷ご飯は、必ず炊きたて蒸らしたてのごはんを冷水で
一気に冷やす。贅沢にも暑い飯をわざわざザルにとり
さらりと洗ってから水気を切って椀によそうのです
そこへつめたい水と大きな氷を二つ三つ。
椀の中の美しさに見入る。
朝の光を映す冷水のおもてで氷が光り翳り、ぱきりと浮かぶ
黒漆の椀に透ける白い飯粒は川底の小石のようだ。おもむろに
箸を取り上げ、すでにひいやりと冷気を放ち始めた椀を手にする
するする、ざっざっ、氷ご飯を食べる。
炊き立ての飯が一気に冷やされて、一粒一粒が極限まで
ぷっくりと膨らんでいる。外側はきゅっと艶やかに締まっているのに、
内側はしっとりとやわらかく、実に甘い。
それを口中に送り込むと首の後ろの辺り、にわかに風のそよぎを
覚えて、少し粛然とする。
あいまに、飯の風味がかすかに移った椀の水をすすりこみ、いっそうの
清涼を追う。
水ご飯には格好のおともがある。ごく軽く塩もみした薄切りの
茄子、千切りの茗荷、しそ、ざっくり和えて白ゴマを振り、醤油を
ほんの数滴。 夏の強い香り、強い歯ごたえに刺激されて氷ご飯の
味わいがいっそう際立つから毎度添えずにはいられない。
ところで、では氷ご飯の椀はしじゅうこしらえるかと言えば必ずしも
そうではない。夏の間二、三度のこと。
ここぞ。きりきりと弓を引き絞り、えいやとばかり一気呵成に
矢を放つ。そのような果敢な気分でこしらえる。爽快さに逃げ込む
のではなく襲い掛かってくる苛烈な熱をどうにか逆手にとって、
一泡吹かせてやりたいのだ。だからこそ、これ以上ない好機を
待ち望む。いいや本当はただ貪欲なだけだろうと自分を笑う気持ちも
どこかにある。もったいをつけて、いよいよ。精一杯のの高揚を
周到に用意して、氷ご飯を炎暑の真っ只中でしか出会うことのできない
特別の味に取り置くのだ。
さあ今朝こそ。炊いたばかりの飯をすばやく水ですすぎ、冷ややかな
椀を手に取る。氷がなる音を捉えながら、この夏の強い陰影を迎えに行く
2008.8.2Saturday朝日新聞朝刊より
明日は早速この氷ご飯なるものに挑戦。必ず食してみるぞ! と
思った氷屋のおっちゃんでした


